こんにちは。
大人バレエを楽しむ白須絵里子(しらすえりこ)です。
今月60歳、還暦を迎えました。
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「左手をもっと遠くに伸ばして」
お盆休み直前のバレエのレッスン。
発表会で踊る“リラの精”のバリエーションをみてもらった
先生からのアドバイスです。
先生に言われたように、
肩の前を開き左腕を遠くへ伸ばしたら……
左の肩甲骨の下から脇腹、腰にかけて
カラダがシャキッととして、
急に上半身が軽くなった!!
そのまま5番ポジションから
フルポワントに立つと
カラダが軽くて
まるで別人のように楽に立てる!
今までに経験したことの無い感覚だった。
いつも見てもらっている先生とは別の先生。
同じ私の踊りでも、先生が違うと別の視点で見てもらえ
アドバイスの仕方、表現が違う。
今回のアドバイスは私にとても腑に落ちる内容だった。
大人になってからバレエを始め、憧れポワントを履いたものの
上手く立てない私。
足首が硬く、足の甲も出ない。
フルポワントに立ってもすぐに落ちてしまう。
それでもやっぱりポワントを履いて踊りたくて、
踊るための筋力をつけるため
ピラティスで筋力トレーニング、
良いと思ったバレエの個人レッスンに東京まで通う。
バレエのために、カラダのこと、筋肉のこと、
足のこと学んだ。
ポワントでしっかり立ちたい一心で、
足指をのばすためにはじめた
オステオパシーという治療。
バレエを踊るために必要な
足指を伸ばして使うこと。
オステオパシーで教えて貰ったメンテナンスで
ギュッと縮まっていた足指が伸びてきて
ルルベも随分と高くなってきた。
そんな私が今回挑戦する“リラの精”はゆっくりな曲で
片脚バランスがたくさんある。
脚の動きが大きくてダイナミックな振付だ。
この踊りのために、
3月のはじめの頃。
少しはマシになってきたが、まだまだ課題が大きい。
中盤からスタミナ切れで脚が上がらなくなる。
そんな悩みをピラティスの先生に相談した。
解決策として提案してくださったのが
肩甲骨周りの筋肉の強化
肩甲骨周りの筋肉を鍛え始めておよそ2週間。
毎日とはいかないけれど、週4〜5日はピラティスでトレーニングした
1週間ほど経ったころ、小さいジャンプをした時に
さほど疲れをど感じなくなっていた。
肩まわりの筋肉は
肩甲骨を肋骨にはりつける前鋸筋(ぜんきょきん)、
大きく背中について
端は腕の根元についている広背筋(こうはいきん)
肩甲骨のあいだについている菱形筋(りょうけいきん)、
胸についている大胸筋(だいきょうきん)が
縮むと巻き肩になってバランスが悪くなる。
腕の後ろ側について肘を伸ばす
上腕三頭筋(じょうわんさんとうきん)
上腕二頭筋(じょうわんにとうきん)。
それらを使うときには、もちろん体幹の筋肉も使う。
特に広背筋を鍛えることで、
上半身を持ち上げてくれる。
腕を遠くに伸ばすことで、広背筋のスイッチが入ったのだ!
試しに、伸ばした左腕を緩めると、
途端にカラダが重くなりポワントで立てなくなった。
もう一度腕を遠くに伸ばすと、
また上半身が軽くなり、
両脚が軽く動き
楽にフルポワントに立てる。
カラダの繋がりって、こういう事なんだ‼️
踊るためには腹筋が大事だと思っていた。
それで腹筋はそれなりにトレーニングしていた。
立てないのは脚が弱いと思っていた。
それで脚のトレーニングを頑張った。
でも……
それだけじゃあ、足りないのだ!
先生がおっしゃるには、
「脚はそれなりに力が入って立てている。
それよりは腕を遠くに伸ばすこと。
そうすると、背中がシャキッとして背中が締まり
安定して立てる!」
そう言えば、もう1人の先生もおっしゃっていた。
私が自主練習でピケターンで回っていた時
「今の背中が良かった!」
って。
背中が上手く使えると背筋がスッと伸びる感覚がある。
これは広背筋が上手く使えたときなんだな〜
ピラティスを始めて10年になる。
60歳にしてやっとカラダの感覚、
どこの筋肉を使うという感覚が目覚めてきたのだな〜
大人なってバレエを始めたから無理!
運動音痴だから無理!
なんて出来ない理由をつくらず、
諦めないで、
”どうしたら出来る?
その方法を探して、学んで、実践して……”
わかるって、嬉しい!!
できるって楽しい!!
発表会まで1ヶ月。
自分の夢、目標を実現するために
しっかり練習しよう‼️
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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